禁煙治療
禁煙治療が保険で診療が受けられます
タバコがあらゆる疾患に悪影響を及ぼすことが明らかとなったことから、喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのではなく、ニコチン依存症という病気と認識されたからです。タバコが体に悪いとわかっていてもやめられない、ついついタバコを吸わないとイライラしてストレスがたまってしまう、という方は多いと思います。
それは決して止める意思が弱いからではなく、ニコチンには身体的依存と心理的依存があるためです。
主に身体的依存を和らげるのが、禁煙治療です。禁煙治療薬には2種類あります。
ニコチン置換療法(ニコチンパッチを体に張ってニコチンを少量持続的に摂取し、徐々に減量していき、ニコチン依存を取り除く方法)とニコチンを含まない経口禁煙補助薬(チャンピックス)があります。
保険による禁煙治療を受けるためには以下の条件を満たす必要があります。
- ただちに禁煙をしようと考えている
- ニコチン依存症のスクリーニングテストが5点以上
- 1日喫煙本数×喫煙年数が200以上
- 禁煙治療をうけることを文書により同意している
禁煙治療のスケジュール
- 初回診察
喫煙状況、禁煙に対する意欲、スクリーニングテスト、ニコチン摂取量の客観的評価(呼気一酸化炭素濃度の測定)、禁煙治療薬の選択 - 再診(2週、4週、8週、12週の計4回)
禁煙状況の確認や離脱症状の確認と問題点の把握とアドバイス、ニコチン摂取量の客観的評価
費用について
例:チャンピックスで禁煙治療を行った場合(3割負担の場合)
約19,000円くらいです