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天白区の内科・胃腸科・消化器内科・消化器内視鏡科・小児科・漢方治療

高尿酸血症&痛風についてHYPERURICEMIA & GOUT

高尿酸血症とは

血液中の尿酸濃度が7.0mg/dl以上を高尿酸血症です

発症には、遺伝的因子に加えて、環境因子(食事、アルコール過剰摂取、ストレスなど)も
強く影響します。
高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満症などの生活習慣病が合併することが多いです。

高尿酸血症が進行すると、痛風、腎機能低下、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化の発症率を
高めていると考えられます。

高尿酸血症を悪化させる食品とは

プリン体を多く含む干物や肝などです。
アルコールは体内でのプリン体分解を促進して尿酸を増加させます。さらにアルコールの分解に
伴って産生される乳酸が尿酸の排泄を妨げます。
特にビールは、プリン体も多く含むので、尿酸を増加させやすいです。

高尿酸血症に対する生活改善とは

プリン体の控える(プリン体を多く含む食品には動物の内臓、魚の干物、乾物など)
肥満の解消(BMI<25)
高尿酸血症を悪化させる食品を控える(高炭水化物、肉・魚介類)
十分な水分をとる
乳製品を多くとる
アルコールを控える(日本酒1合/日、ビール500ml/日、ウイスキー60ml/日以下とし、
禁酒日を週に2日以上つくる)
週3回の有酸素運動

高尿酸血症の薬物治療とは

大きく分けて、@尿酸の産生を抑える薬と A尿酸を尿からの排出を促す薬があります
まれに肝機能障害などがありますので定期的な血液検査が望まれます

痛風とは

痛風とはじつはかなり古くから知られている病気で、古代ギリシャのヒポクラテスが記述した、
最古の病気とも言われているみたいです。 
王様の病気”The Disease Of Kings”
と引用されるように、贅沢な食生活をしている王様が
なっていました。

原因は尿酸塩結晶が関節内に析出することによって起こります。
とっても痛い急性の関節炎発作を起こします。高尿酸血症がもともとあり、進行すると皮下結節や
腎機能障害を引き起こします。30−50歳代の男性に発症することが多いです。
ただ痛風発作のときに、必ずしも血液中の尿酸値が高くないこともあります。

痛風の経過

@無症候性高尿酸血症の時期
高尿酸血症はあっても症状がない時期です。この時期から尿路結石を生じることがあります。
A痛風発作の時期
突然、第一中足趾関節(いわゆる足の親指)やかかとなどの関節に激痛、発赤、腫脹が生じ、
歩行困難となったります。発作は数日から1週間ほどでおさまることが多いです。
無治療のまま放置すると、発作の頻度は数年に1回から年に数回へと次第に増加し、
親指以外の関節にも発作がでるようになります。
B間欠期
多くの場合、放置しても発作は1週間以内におさまり、間欠期は全く無症状になりますが、
痛風発作を繰り返す場合が多いです。
C慢性期
さらに放置すると、足、手指、みみたぶに痛風結節が出現します。痛風結節が骨組織に生じると、
関節破壊をきたすことがあります。

痛風の治療

@発作の予感がある時期や前兆期
コルヒチンの内服をします
A痛風発作の強い時期
解熱鎮痛剤を内服したり、座薬をさしたりします。
B間欠期
この時期になってから尿酸を下げる薬を開始します。ただすでに高尿酸血症の薬を飲んでいる方は
やめずに継続します。
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出展:病気がみえるVol.3 MEDIC MEDIA